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【金城メルマガ vol.2】ファッション業界でも注目される「エシカル」とは?[特集]
こんにちは。5月1日から、ついに令和元年がはじまりますね。気候も和らぎ過ごしやすい季節になりました。そんな今回は、衣替えの季節にあわせてファッションの豆知識をお届けします♪
みなさんは2018年にGUCCIがファーフリー宣言をしたのを覚えているでしょうか。2017年以降、ファッション業界のトップを走るラグジュアリーブランドが次々と毛皮の扱いをやめたことで「エシカルファッション」という言葉が注目を集めました。ところで「エシカル」とはいったいどんな意味なのでしょうか。
エシカルとは「倫理的・道徳上」などの意味を持つ形容詞。近年では環境保全や社会貢献とうニュアンスが強まり、「エシカルファッション」においては、環境や生産者に配慮して製造されたファッションという意味で使われることが多いようです。たとえば毛皮を使わない「ファーフリー」や、途上国搾取を行わないために適正価格で製品を購入する「フェアトレード」もエシカルファッションの一つです。
農薬を使用せず作られる「オーガニックコットン」も環境負荷が少ないためエシカルファッションと呼べそうですが、実際には発展途上国で安価な賃金と劣悪な環境で作っている場合も多く、その場合はエシカルとはいえません。あくまでも倫理的なバックグラウンドがあることが大切なのです。
日本でも徐々にエシカルファッションを取り入れるブランドが増えてきました。新しい服に身を包む時、可愛さや美しさと共に「誰かの役に立っている」という喜びを身に纏って出かければ、日常はもっと豊かになるかもしれませんね。
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